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世界選手権そして全日本インカレ 韓国チームの不振から思うこと

世界選手権

・斎藤 200m 準決勝進出 4×100mR予選落ち
・石塚 4×400mR 予選落ち(バトンミス)
・岡部 4×100mR予選落ち
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でした。

ひとりひとりの走力アップがチーム総力アップであることは当たり前ですが、そのことを自覚することが重要です。
何を目標にするかです。大きな枠で考えると、主催地の韓国陸上界の不振の原因も同じことから考えられると思います。
市庁のチームで国内でトップにあるだけで十分にプロとしての生活ができるため、多くの選手の目標が国内の国体になってしまっています。

 

 

 

 

大邱世界陸上:韓国が国際大会で活躍できないワケ(2011/08/31 朝鮮日報)

2007年3月に大邱が世界陸上選手権大会の招致を決めると、大韓陸上競技連盟は「競技力向上案」を打ち出し、政府の全面的な支援約束まで取り付けた。

だがこれまでの5年間、韓国の陸上界は何一つ変わらなかった。韓国は今大会に60人の選手を送り込み「10-10(10種目で10位以内)」を目標に掲げたが、4日目の30日現在、男子20キロ競歩のキム・ヒョンソプが6位に入賞した以外は不振を極めている。
14年前の1997年から、大韓陸上連盟の会長職はサムスングループが務め、中・長期的な発展計画を打ち出してきた。
さらに2007年には競技力向上案が追加された。だが、06年ドーハ・アジア大会の男子やり投げで金メダルを獲得した朴財明(パク・ジェミョン)のコーチ、ウトリアイネン氏(フィンランド)を除いては、競技力向上に寄与した外国人コーチはいない。
このため、海外合宿では新しい技術を伝授されることもなく、外貨の無駄遣いに終わっていた。
底辺拡大のための持続的な投資は全くといっていいほどなかった。
現在、陸上連盟に登録されている選手は6542人だが、中高生の登録選手だけで20万人を超える日本に比べると、あまりに貧弱な数字だ。選手層が薄いため、優秀な選手を発掘・育成できる可能性もそれだけ低いわけだ。
全国体育大会などの国内大会で好成績を収めることだけに集中する選手たちの姿勢も問題だ。陸上選手は大半が地方自治体の所属選手として活動し、国内大会に照準を合わせてコンディションを整えるケースが多い。

韓国トップクラスの選手は契約金1億ウォン(約716万円)に加えて8000万ウォン(約572万円)ほど年俸が支給され、国内大会では褒賞金まで手にすることができる。
そのような選手たちにとって、好成績を挙げられる見込みのない国際大会は関心がないわけだ。
啓明大学体育学科のキム・ギジン教授は「今からでも底辺拡大のための投資を増やし、選手の意識が変化すれば、韓国の陸上界も変わっていくだろう」と指摘した。

3年近く韓国の選手を指導していて教えられたのは、その選手がヒトとして何を目標にしているかが競技結果を大きく左右していたということです。
これが競技をさらなる高みへ導くことになり、目標の途中か、その先になぜ選手をしているのかという問いの答えが見つかるかもしれません。
今回は3選手とも目の前の目標には準備をしっかりすることができただけに、世界との差を肌で感じることができました。
準備ができ、自分の力を発揮できましたが、やはり限界までやるようなトレーニングを繰り返していかなくては、ファイナリストにはなれないと実感したでしょう。心地よさばかりを求めていては大きな超回復は見込めません。
それには時間という要素がもっとも重要になります。大学を卒業してもまだまだやっていないことが沢山残されていますが、終わりを見据えるとできることは少ないのです。時間がありません。
彼らとそれに続くチームのメンバーで、限られた時間しかありませんが、来年のオリンピックで勝負を。
まずはチームの底上げ!!明日から全日本インカレです。
さあ、今から始めましょう!!