高知大学集中講義 & スプリント指導者講習会 備忘録
その1
指導者の見る目 (もう一人の自分を)
普段の動き
歩き方、足の運び、足の裏のつき方、シューズの擦れ具合、🚴のサドルの高さ、🚴の膝の方向、🚴の踏み込み足、階段の降りる足
後ろ向きに歩く、横向きに歩く。
全力での動き
走り:構えた足、出す足、挟むタイミング、足のつき方、骨盤と体幹/下肢の動き、
方向転換、止まる時の使う足、姿勢。
準備局面から主要局面、終末局面の動作の問題点を見つけるだけでなく、
終末局面から主要局面、準備局面の動作の問題点を見つけ、
相補的に発見を。
そして、
ここからトレーニング手段を再考する。
その2
理想の選手
同じポジション
右投げ左打ち
見てる景色、左右の使い方はヒトがどのように動作を制御するかを決める。
右足でアクセル、ブレーキを踏みながら左手でギアを変える。右ハンドルでの信号や交差点、交差点のミラー、見える景色が違う。
後ろを見ながらバックでの駐車。
繰り返して仕舞えば!?教科、教化、強化されていく。
自分との戦いとは、解剖、アフォーダンスの世界との戦いかもしれない。
10年以上やってきた専門種目。
走り方、跳び方、投げ方、打ち方。
その種目のスポーツパフォーマンス構造モデルを戦略、戦術、技術、体力、精神力の不可分なもので捉え、チーム/個人目標、手段、計画-ピリオダイゼーション、コーチング、測定評価 のサイクルで考える。
そして、
あくまでヒトの動きを
解剖学的に
神経生理学的に
神経制御学的に
認知科学的に
そこから、ヒトの動き、運動によって
バイオメカニクス的に
運動学的に
生理学的に
脳科学的に
考える。
分析によって細分化されたものを
実践で確かめる。
この作業の繰り返し。
アフォーダブルになる。コンテクスチュアルな動作、環境に即した振る舞いになる。
インターナルフォーカスからエクスターナルフォーカスへ
意識から注意へ
意識から感覚へ
繰り返しの意識から、自動化した無意識へ
模索から模倣へ
エクセントリックとコンセントリック からアイソメトリックへ
アイソメトリックがコツのポイント。
アトラクターがコツで、フラクチュエーターでそのコツの定着を図る。
ピンポイントのコツではなく、そのポイントをズラしながら、コツの定着へ。正しい動きを正しく繰り返すドリル動作では実践では使えない。
多年度に渡って同じトレーニングに効果は現れにくくなる。
ダウンスイングからアッパースイングへ
腿上げから振り下ろしと接地へ
手先、足先から骨盤とコア、肩甲骨へ
ぎこちない、力の入った動きから滑らかな切り返しのあるムチ運動へ。
ピストン運動からスウィング運動、パウィング運動へ 。ショベルか鍬か。餅つきの順序か。