関東インカレ、地区実業団が終わり、これまでを振り返る時、試合が終わってしまうと、試合・競技からその結果について考えてしまいがちですが、
一人暮らしをしている選手にとってはそれ以外のことが、大きく結果が結びついていると考えられます。
高校を卒業して、そのまま実家から大学に通い、トレーニング環境が変わらない中でトレーニングを続ければ、トレーニングそのものが競技結果に直接結びついていることが考えられます。
しかし、実家を離れ、一人暮らしで時間がない中で自炊をして、より高いレベルで競技をおこなえるのは、自分を本当に律して生活しなければ難しいことであると思われます。
実家、寮生活、出される食事。この環境は競技をする上ではアドバンテージになります。
しかし、セルフマネジメントしながら選手として強くなるため、勝負事で結果を出すためには、一人暮らしであって初めて生活全体を本気で取り組むことが、いかに大切かを知ることができます。そして、人生の中でこんな経験をできるのは、学生時代・選手時代だけかも知れません。逆に一生、何事にも本気になれないことで、勝負をできずに時間を過ごしてしまうことほどつまらないものはありませんが。
私も学生時代、食事で苦労しました。バナナ、納豆、卵をバックに入れて、グラウンドに行っていたのを思い出します。
トレーニング後バナナを。そして、お気に入りの定食屋に行き、おばちゃんと仲良くなっておかずを一品多めに出してもらって、、、納豆、卵ごはん。お金がない中で栄養を簡単に満たすことをいつも考えていました。
先週は、Jリーグチームの栄養士に講義をしてもらいました。
トップレベルの話を要求したため、摂取すべきエネルギーがやや高かった気もしますが、学生はそれだけトレーニング量が少ないことにも気づいたかもしれません。
これから身体の中からの変化を感じてもらいたいものです。
トレーニング以外がトレーニングそのものであること。
そこで勝負できてから、競技場で勝負をしに行きたいものです。
トップアスリートに聞く食事学を参照!! http://www.japantopleague.jp/