Our VISION
「自分の能力が高まると、ハードルが低く見える、フィールドが狭く見える。」
私たちには知覚と運動の協応システムが埋め込まれていて、パフォーマンスを発揮している。感覚されたものが脳で処理されて運動を制御するという図式では、知覚と行為の関係を説明できない。ヒトは目的達成の為に、運動制御を避けると探るを同時に行う。運動学習、パフォーマンスを高めるには、意図を持ちながら、身体が怪我なく安全にパフォーマンスを発揮し、避けると探るを行う中で創発的な現象を産むことが求められる。 すなわち、ハイパフォーマンスとリハビリテーションは結びついていく。目標達成は、環境中の障害を避けて非線形的に目標に近づくことである。
さらに、トレーニングとコーチングは、プレーヤーが面白いという余地を、プレーヤーが自分で発見をできる余地を残さなければ伝わっていかない。プレーも研究も理論を知り、理論にとらわれずリアリティーを探る為に、試行錯誤を楽しむ、「なんだか気持ちいい」が大切になる。
本研究室では、身体性と環境、文化の間でプレーヤーによる様々な選択肢から目の前にあるコンテクチュアルな現実を忠実に分析し、プレーヤー自身が目標達成のためにスポーツを通じセルフコーチング、自己組織化していく文化的価値の創成を目指します。